シャネル「J12 ファントム」ブラックモデルをレビュー。 ラグジュアリーかつ実用性バツグンな本格派機械式時計

2000年の登場以来、男性・女性を問わず世界中から愛される「J12」。今回はその定番モデルの中から、全体をダークトーンにまとめた「J12 ファントム」ブラックモデルのレビューをお届けしたい。クチュールメゾンが手掛ける本格派機械式時計のパイオニア的存在でもある本作は、スポーティーな基本造形ながら細部の作り込みによってシャネル特有のフェミニンさを演出した、実用ラグジュアリー時計だ。
2000年に発表されたシャネル初の男女兼用腕時計「J12」。その独創的なセラミックス製外装や高度な仕上げによって、ファッション業界と時計業界の双方に大きな反響を巻き起こしてきた本作は、2019年にケース構造が大幅リニューアルされているものの、デザイン構成そのものは20年以上にわたって不変だ。
「J12」通常モデル(左)と「J12 ファントム」ブラックモデル(右)の比較。「J12 ファントム」では4時半位置の日付表示が廃止され、全体的にダークトーンが多用されている。
初作のデザインを手掛けたのは、当時シャネルのフレグランス&ビューティ部門およびウォッチ&ファイン ジュエリー部門のアーティスティック・ディレクターを務めていたジャック・エリュ。