
自ら化粧を施し舞台に立つ歌舞伎役者、ボッテガヴェネタスーパーコピー 市川染五郎。彼が考える化粧への想いと、“演じる”ことに対してのこだわり。そして、熱とエネルギーを持つ“赤”を忍ばせたジェンダーフリーなメイクアップを、インタビューとともにお届けする。
幼少から化粧が日常。素顔より落ち着く。
凛とした眉に、一筋の赤い切れめ。「メイクアップ・アーティスト、植村秀氏が90年代に提案した“アタッシュ”という技法です。知性と清潔感あふれる染五郎さんの顔に、モダンな違和感や強さが加わる」と語るのは、今回の化粧を手がけたUDAさん。
「父に教えてもらったり、色々な役者さんの写真などを参考にしています。また、幼少から“筆の感覚を覚えるように”と、父からのアドバイスで日本画などを描いていました。アイラインの引き方などは、その練習が役立っていると思います。歌舞伎では、役の年齢や性格によって化粧の方法なども変わってくるので、常に研究しています」
「そうですね。とくに、公演期間は毎日化粧をしていますし、ノーメイクのときよりも化粧をしているときのほうが落ち着く気もします。それに、化粧をし、かつらをつけることで、普段は恥ずかしいと思ってしまう喜劇の役に入り込めたり、稽古でできなかったことが舞台で出来ることもあるんです」