
今、日本の出版界においてもっとも忙しいコラムニストといっても過言ではないブレイディみかこ。日本を離れて20年余り、現在はイギリスのブライトンに暮らす彼女は、プラダスーパーコピー 「多様性とは、机で考える問題ではなく、体で学ぶもの、そこに身を置いて生きるもの」だと語る。
多様性は、生きて学ぶもの。机上の空論はいらない。
少女時代は、雑食的な読書家だったというブレイディみかこ。祖母の書棚に古典文学を見つけて読んでいたが、時代小説や推理小説が好きだった庶民育ちの母親の影響も大きい。書き手としては「何を書くかより、どう書くかが大切」と考え、「書くものも書き方も多岐にわたる多様な書き手」を自称する。
「私はエンタメ好き。文学が懐石料理なら、屋台のラーメンみたいなものを書き続けて、大勢の“庶民たち”に読んでもらいたい」と言う。とはいえ、けっして迎合はしない。
本の感想として前向きな姿勢が好きと言われることもあるが、「現実はいろいろあって難しいけれど、やっていかなくてはならない。そこに尽きます」
日本を離れて20年余り。日本の貧困は深刻化する一方で、新政権の経済政策も憂慮するべきなのに、「まだこのままで大丈夫って思わせてくれるドラッグみたいな本」が売れていることを危惧する。自身にも多く舞い込むという希望にあふれるエッセイなどの仕事は基本断っている。
「ここ最近は特に、出版界の“希望需要”がすごい。でも覚醒剤ではないので、希望を安売りするべきじゃありません」