帽子文化を次世代へ継承する「キジマタカユキ」のポップアップスペースが始動
年代やスタイルを超えて愛されているハットブランド「キジマ タカユキ」が、2025年9月6日(土)から15日(月)まで、渋谷パルコ1Fのポップアップスペース"DAIROKKAN"で『これからのキジマ』を開催する。代官山の旗艦店だけで取り扱っていたHIGHLINE(ハイライン)とanswer It(アンサーイット)を通じ、同ブランドが培ってきた技術と美学を次世代へ継承することをテーマにした展示に注目だ。
text by KAWASE takuro
人々を魅了するブランドには手仕事による名品がある

クラフツマンシップやサヴォアフェールと訳されている、卓越した職人の手仕事。ファッション界には、熟練した職人の手仕事によって生み出されてきた名品が数多く存在する。品質とデザインに対する厳しい目線を持った目利きたちによって価値を見出され、世代を超えて受け継がれてきた製品だけが名品と称され、ブランドの礎となってきた。
しかし、ここ最近になって職人の手仕事を謳うラグジュアリーブランドの生産現場で、違法な搾取が横行していたことが司法によって次々と明らかになり、ブランドに対する疑念と不信が高まっている。そんな今だからこそ、次世代へと受け継ぐべき価値ある製品を見抜く力が我々に試されているといえよう。今回紹介するポップアップスペースは、まさに今ファッション通が目にすべき貴重な機会となっている。