
エルメスのビューティーアイテム、第2弾として登場したのはチーク。その中身をどこよりも早く、『VOGUE JAPAN』が独占でお届け。クリエイターの心の内を覗き見ると……。
自由、繊細、そして幸福感。ピンクの魅惑を詰め込んで。
昨年、デビューしたエルメスのビューティーライン。造形美あふれるリップスティックは、世界中の人を虜にした。そして今年、新たにチークカラーの〈ローズ・エルメススーパーコピー 〉がお目見えする。ケースを開けると、目に飛び込んでくるのは、優美なインパクトを放つカラーたち! シリーズの第2弾としてチークを選んだ訳をジェローム・トゥロンに尋ねてみると、「昨年発表したリップスティックに続く、自然な流れだと考えています。というのもチークは口紅を補完するものだから。唇の色と肌の色、唇と他のパーツとの間につながりをもたらし、リンクさせる、いわばハイフンのようなものです」
柔らかなつけ心地のパウダーチーク。ミネラルパウダーを用いて、透明感ある仕上がりに。《ローズ・エルメス ファー ア ジュ プードル ソワユーズ》 〈左から〉28、37、32 各¥8,200(すべて4月14日発売)/すべてエルメスジャポン(03-3569-3300)
今回のチークで面白いのは、カラーとして“ローズ=ピンク”にフォーカスしていること。「私が探求したのは、ピンクのバリエーションと繊細さ。さらにある種のピンク──完全にピンクとはいえない色、むしろピンクのイメージといえるものです。たとえば“ローズ・アブリコ”。これはオレンジがかったピンクで、私にとってはピンクですが、文字通りのピンクではありません。ピンクは自由な色、感性でとらえる色、定義をすり抜ける色、そしてセンシュアルであると同時に精神的な色なのです」とジェローム。
〈ローズ・エルメス〉の色の源となったのは、リヨンにあるエルメスのシルクのカラーアーカイブ。7万5000以上もある色の中から8色が選び抜かれた。またチーク表面にシルクツイルの織り目が刻まれているのも、インスピレーション源へのオマージュを感じさせる。「チークで大切なのは、肌なじみの良いテクスチャーです。きめ細やかで、溶け込むような質感をつくりたいと思いました。肌色と同化するピンク色の輝きを叶えたかったのです」