
隕石は地球外から大気圏を通過して地球に落ちてきた天体であり、主に石質隕石と鉄隕石とに分けられる。時計の文字盤に一般的に使われるのは鉄隕石であるが、鉄隕石は全隕石のわずか4%しかない。鉄隕石は40億年前の小惑星の核で生まれ、プラダスーパーコピー 宇宙空間を飛行しながら数百万年かけてゆっくりと冷却され、隕石の内部にニッケル鉄の結晶の形であるウィドマンシュテッテン模様やトムソン構造という独特の模様を作り出した。このような結晶構造は隕石にのみ見られ、地球上には存在しない。隕石から文字盤を作るには、まず石を薄く切り出し、研磨し、最後にその独特な模様がはっきりするよう酸化処理が行われる。今回は隕石を文字盤に採用した腕時計5本を紹介する。
オメガは「スピードマスター グレーサイド オブ ザ ムーン "メテオライト"」でセラミックスウォッチの文字盤に鉄隕石を採用した。そして再び「スピードマスター ムーンウォッチ 321 プラチナ」のクロノグラフダイアルにおいて、月から地球へ落下してきた隕石を使用している。大きな小惑星が月面に衝突すると、月面の岩石が宇宙に弾き出され、地球の方へ飛来することがある。その大きさが大気圏突入でも燃え尽きない大きさだった場合に、地上に落下することになる。この隕石については、アポロ計画で地球へ持ち帰られた岩石のサンプルと比較することによって月由来であることが証明されており、キャリバー321を搭載したムーンウォッチの素材としては完璧だ。それはかつて月へ行ったスピードマスターに搭載されていた歴史的手巻きムーブメントを再構築したものだからである。そのムーブメントはまず1957年にスピードマスターに採用され、のちにアメリカ人として初めて宇宙遊泳を行ったエド・ホワイトや、月面着陸を達成したバズ・オルドリンなど多くの宇宙飛行士と共にあった。ケースはゴールドを含有する特別なプラチナ合金で作られ、エナメル製目盛りを備えたブラックセラミックスベゼルが合わせられている。ベースとなる文字盤はオニキスだ。キャリバー321はサファイアクリスタルケースバックから鑑賞が可能である。